アフリカ~北海道移住 1. 人生の岐路①

私が農業を始めた背景を知っていただきたくて、アフリカへ行く直前くらいから就農するまでの出来事を記載しています。しょうもない内容もかなり多いので、あまり期待せずに読んでいただけると幸いです…

恥の多い生涯を送って来ました。

2006年、私は北海道の大学院の2年生だった。専攻は前々から興味のあった環境問題に関する学科ではあったが、やってみると日がなパソコンに向かっているのは非常に退屈であり、そもそも研究職を志望していたわけでもなく、ではなぜわざわざ2年も余計に勉学の道へ進んだかというと、表向きの理由は気候変動を始めとする諸々の環境問題の解決に微力ながら貢献したい、というものだったが、本心は音楽にのめりこむあまり、バンドを続けたいけど就職活動はしたくない、というどうしようもない考えが底にあり、親のスネをかじりながら人生を先延ばしにしていた。そもそもこの時点で1浪・1留しておりかなり後が無い状態だったが、生活費はバイトと奨学金で賄い、家賃17000円風呂トイレ無の破格の長屋に住むことで『俺はそこらの学生よりよっぽどストイックである』と無理に自分に言い聞かせていた。自分の子供がこうなったら間違いなく勘当するかアラスカのカニ漁船にでも乗せるだろう。

バンド仲間には良い年して学生をやっているものなどおらず、現場仕事、工場勤務、無職、等々皆一様に自立しており、そのことに引け目を感じたりしていた。

いよいよ切羽詰まった2006年の秋頃、うわー卒業後どうしよう、と毎日悩んでいたが、断固として自分の頭と体は就活を拒否するのだった… 続く

アフリカ~北海道移住 1. 人生の岐路①” に対して3件のコメントがあります。

  1. 高橋衣佐子 より:

    スタート、つかみはOK🙆‍♀️です🤭

    1. AA771 より:

      東京でお会いしたお客さんに農業を始めた背景を配信するよう勧められてやっております。どうもありがとうございます~

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