アフリカ~北海道移住 19. 就農を決意 北海道へ② 農業に惹かれた理由

私が農業を始めた背景を知っていただきたくて、アフリカへ行く直前くらいから就農するまでの出来事を記載しています。しょうもない内容もかなり多いので、あまり期待せずに読んでいただけると幸いです…

(前回までのあらすじ)

農業への興味が高まり、人間の身体と土の共通点から無農薬農法に興味を持つ俺

多くの新規就農者がそうであるように、農薬や化学肥料に頼らない農法に惹かれていたのだが、それ以上に自分が惹かれたのは、農業と言う職種の自由さと百姓の万能感である。自由といっても好きな時間に起きて好きな時間だけ働く、ということではなく、農家が100人いたら100通りのやり方があり、誰一人同じことをしている人はおらず、おもいおもいのやり方で自由にやっている。50年のキャリアがある80歳オーバーの人でも『来年はこうやってみよう』と常に色々と新しいことを試している。また、単に作物を育てるだけではなく、機械管理は当然の事として、さまざまな大工仕事や鳶のような高所作業、溶接、電設(本当は免許が必要だが)、配管、土木等何でもできる人が多い。簡単に言うと、都会では必要が無いかもしれないが、生きる智恵が豊富なのである。自分がどこまでできるかわからないが、スーパーマンのような人々を見て、残りの人生をかける価値があるのでは、と思い始めていた。

数年かけてリサーチして、家族ともさんざん話し合って、悩んだ末就農する場所を当麻町に決めたときは、世間ではコロナが猛威を振るっていた。 続く

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