アフリカ~北海道移住 16. 再び求職活動、そして・・・ 

私が農業を始めた背景を知っていただきたくて、アフリカへ行く直前くらいから就農するまでの出来事を記載しています。しょうもない内容もかなり多いので、あまり期待せずに読んでいただけると幸いです…

(前回までのあらすじ)

妻子に会いたいがために勢いで会社を辞めてしまった俺。

また捗らない求職活動で疲弊していた。職歴に一応書くことができたとはいえ、大したスキルも無いめちゃめちゃ薄い箔である。この時も『農業』の『の』の字も頭には無く、妻の希望を全面的に受け入れることにしたら、とにかく給料が高い会社を目指すこととなった。やはりなかなか決まらず、再び雇用保険のお世話になる。雇用保険は自主退職だと2か月か3か月分しか出ない。しかし、『CAD』『家具製作』『ホームページ制作』『溶接』等々、何でも良いから適当な職業訓練を受けることによって就職を先延ばしにすると雇用保険も延長される、という貴重な情報を『無職のプロ』の友人から仕入れ、それを妻に話したら号泣されたのを覚えている。そんなこんなで転職アドバイザーの紹介してくれる求人票のうち、一番条件の良いプラントを建設する会社を受けてみたら奇跡的に受かり、その後約10年お世話になることになる(実は今でも冬季間バイトをさせていただき、お世話になっている)。川崎の武蔵新城のアパートの一室を借り、これで家族揃って暮らせる安住の地を手に入れることができた、と思っていた。

35歳くらいの頃、仕事は順調、第2子もすくすくと育ち家族も順調、しかし何だか体調が優れなかった。大病を患うわけではないのだが、中くらいの病気に立て続けにかかっていた。盲腸では1週間入院した。その後、なぜか突発性難聴になり、再び通院する羽目になる。ちょっと世間でインフルが流行れば一番にもらってきたり、アデノウイルスやらノロウイルスやら幼稚園で流行ろうものなら子供からもらえるものは全てもらって、悶えていた。普通の風邪もしょっちゅう引く。腸内環境はすこぶる悪いらしく、慢性の下痢に悩まされていた。病院で出される薬を片っ端から飲んでも中々良くならない。会社でも後輩から『また風邪っすか。虚弱すぎ(笑)』と鼻で笑われるに至り、真剣に考え、関連書籍を読んだりした結果、何らかの理由で免役が弱体化しているものと勝手に断定し、これは体質改善が必要だという結論に至った。  続く

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